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いまを生きる一人のクリスチャンの、生活、人生、いのち。

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Cure and Care

こんばんは!

本日二回目の更新。
神さま、ありがとうございます。

僕も、気付けば5年になって、卒業まで一年とちょっとになりました。

こうして少しずつ社会にでる日が近づくにつれて、研修病院や進む科も真剣に考え、祈るようになりました。

正直まだ、○○病院にします!とか、○○科です!とか、皆さんにご報告できるほど決まってないのがホントのところです。

でも、僕の一番の思いは、病院にしても、科にしても、神さまが示される道に進みたいってことです。
そして、祈って求め続ける時、神さまがはっきりと示して下さるって信じてます。


そんなフラフラの僕ですが、今日までの約9ヵ月の病院実習を通して、いっぱいいっぱい考えたこと、悩んでたことがありました。
だけど、最近一つの「答え」みたいなのが与えられて、そのことを今日は書きたいと思います。


さっそく、考えたこと、悩んでたことって何かってことなんですけど、要は「自分は医者としてやってけるのかな?」ってことだったんですよね。笑

やっぱり大きいのは、勉強ってのはありました。
勉強しても、勉強しても、日に日に新しい医学の知識が増えていって、そんないたちごっこのような世界で僕はやってけるのかなって不安もありました。

それに加えて、実習を通して体感した「医療」ってのが、ちょっと僕が思ってたのと違ったんですよね。
僕が思い描いてた医療って、映画パッチ・アダムスとか、ドラマDr.コトーとか、患者さんと医師が、人間と人間で接する・・・なんというかあったかい感じのものだったんです。

だけど、実際に僕が見学させていただいたところって、大学とか、市中病院でも、最先端の医学を検査や治療に適応するってことが大きな目的だから、ゆっくり患者さんの横に座って話したり、仲良くなったりってそんな風にはなかなかできないところだったんですよね。

だから、本当にちょっと悩みました。


そんな中で、僕はある本に出会いました。

それは、上田敏先生という方がお書きになった、「リハビリテーションの思想」っていう本でした。

読んでみて、本当にびっくりしました。
僕がずっと思い描いてた「医療」にやっと出会った!と思ったんです。

正直、この本を読むまでは、リハビリって聞いたら、ストレッチとか筋トレっていう運動療法のイメージがあったんですけど、リハビリってそもそも・・・

Rehabilitation = 人間がの元来もっている権利の回復(人間復権)

っていう意味があるんだそうです。
つまりどういうことかって言ったら、病気になって動かなくなってしまった手を動かせるようにするっていう、手の「復権」もあるし、その人が病気で長い間入院生活を送っていたとして、その人が前のように職場復帰できるように色んな法律とか制度を通して手助けするという、職場への「復権」もあります。

こんな僕が言い表すことができないほどに、大きな大きな意味がある素敵な言葉だと知りました。

さらには、リハビリって素敵だな!って思ったのは、たとえば右手が麻痺になって動かなくなったとして、医学的にもう回復が無理だって時も、リハビリは諦めない。
「それなら、左手を利き手にすればいいんだ!」
っていう発想で、左手のトレーニングをするんです。

そもそも、リハビリ医学は根本的に対象が「疾患」ではなく、「障害」なんだってことが分かってきました。

こういう医療があるんだって知った時、本当に本当にうれしかったです。


一方で、今週の金曜まで回った麻酔科では、緩和ケアの先生とお話する時間がありました。
そこでその先生がおっしゃってた言葉が、本当に本当にしっくりきました。

先生がおっしゃてたのは、医療にはCureとCareの二つのパラダイム(認識・思想)があるってことでした。

Cureのパラダイムっていうのは、日本の医療の主流パラダイム。
たとえば、肝臓癌だったら、消化器内科。
脳卒中だったら、神経内科、脳神経外科。
そうやって「疾患」を中心に捉えて、その疾患の診断・検査・治療をいかに科学的な根拠に基づいてやっていくかっていうパラダイム。
このパラダイムがあったからこそ、医学は世界中で研究され、そして進歩し、多くの人の命を救ってきました。
実際に、僕が卒業した後も、僕はこのパラダイムの中に身を置く事になることは分かっています。

一方で、本当にここ最近注目されてきたのは、Careのパラダイム。
多分、僕じゃうまく言い表せていないけど、僕のイメージでは「人」を中心に捉えるパラダイム。
さっきのリハビリもそう、疾患・障害を持っている「人」が対象。
緩和ケアもそう、痛みをもっている「人」が中心。


こうやって言うと、Cureがなんか冷たくて、Careがなんかあったかいイメージだけど(実際僕も最初はそんな風に思ってたけど)、正直どっちも本当に大切だって今は思います。

だって、全然科学的な知識がなくて、ただ「大丈夫だよ」って医師に言われても、なんとも言えないじゃないですか。笑
一方で、頭は良くて、知識もいっぱいあるけど、患者さんを「疾患」のある人ってだけ捉える医師もなんか。。


だから、医師にはこの二つのパラダイム、どっちも大切なんだって思います。
Cureのパラダイムをしっかりと握り、それでいてCareのパラダイムを心から大切にする、そんな医師に僕はなりたいと思います。


最後にちゃんと言わなければならないのは、僕が書いたCureとCareはあくまで主観的なものであり、専門の先生からしたら、「ぜんっぜん違う!」って言われるかもしれません(T-T)
だけど、自分が医師として、どっちも大切にしていきたいって思った気持ちはこれからも変わりません。


今まであまり書いたことなかったけれど、僕が旭川医科大学に入ったのは奇跡中の奇跡でした。
だってずっと高校の模試では、E判定とかばっかしでしたから。笑
それでいて、大家族だから留年もできなくて、わらをもすがる気持ちで受けたAO入試も、一次試験で大きく失敗しちゃって。
それでも、神さまが僕を旭川医科大学に導いてくださり、なんとかこうやって五年まで来れました。


だから、神さまが僕を医師へと導いてくださったっていう確信あります。
そして、神さまが医師として僕を、用いて下さるってこと信じてますし、とーっても期待しています。

それがどの病院か、どの科か、今は分からないけれど、今は信じ期待して、勉強や実習を一つずつ頑張っていこうと思います♪


満ちる

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-4 Comments

さうす says...""
私も看護学生を経て、看護師、保健師を経験してきました。(知ってるか。笑)
でも、正直言って学生の頃は、単位をきちんと取るとか、国家試験に合格するとか、そういう目の前のことに必死だったし、今のみっちさんのように、きちんと看護者としてやっていけるかってことをあまりきちんと考えられてなかったかもしれません。

でも、働くようになって私が一番強く思ったことは、みっちさんが言われているように、知識や技術ももちろん大切なんだけど、患者さんとか対象者さんの立場に立つことの難しさ、大切さということでした。
一見、そんなの当たり前じゃん!て思うかもしれないけど、同じ経験をしていない自分が対象者さんの立場に立つということは、実は簡単なようでとても難しいことだな、と思いました。

でも、学生のうちからそういうことにしっかり向き合っているみっちさん、素晴らしいと思います!
この記事読んで、私も改めてそのことの大切さに気がつかされました☆
勉強大変だと思いますが、無理のない範囲で頑張ってくださいね。

長くなってごめんなさいm(__)m
2012.12.01 20:51 | URL | #- [edit]
佐々木満ちる says..."Re: タイトルなし"
みなみさん

こんばんは!返信が遅れてしまい、ごめんなさい(>_<)
コメント、いつもありがとうございます♪
励まされています。

僕は、実際に働いたことがないから、なんにも偉そうなことなんて言えないけれど、だけど、イエスさまを見つめて、イエスさまにあって医療者として生きていきたいって心から思います。
学生であっても、医者になっても、変わらずに愛し共にいてくださるイエスさまに心から感謝して、歩みたいと思います。
2012.12.05 20:19 | URL | #- [edit]
たかあき says...""
陸4のたかあきです。

全て読めてませんが、ちょいちょい読ませてもらってますよ。

CureとCareについては、その定義はいう人によって様々だと思いますが、医師はCureを、看護師はCareを主に担当していると言われますよね。本当の意味で、Careを極めたければ、看護師になるべきなんでしょうね。もちろん、医師がCareに対して無関心であってはいけないし、看護師がCureに対して無理解であっては、ひとりの患者さんにベストの医療を提供はできないってことなんだと思います。

医師でも完全にCure寄りの科(放射線とか?←勝手なイメージ)もあれば、緩和医療などのCare寄りの科もあるのだと思います。

まがりなりにも看護を勉強してきた自分としては、CareもCureもバランスよくできる医師を目指したいと考えてますよ。

自分も小児科に興味はあるものの、はっきりこれだ!っていう思いまではなく、果たしてポリクリを通して、そういう志向が定まるのか心配ではあります。

満ちるさんに、よきお導きがありますように。
2012.12.09 22:40 | URL | #awEUW5xo [edit]
満ちる says..."Re: "
たか!読んでくれてたんだ(^_^)/
なんだか、嬉し恥ずかしいな。笑

確かにね(^o^)
看護はcareの方に重きを置いているように思う!
後輩や妹に聞いても、ひとりの患者さんに対して、いろんな角度からアセスメントしているもんね。
一方で、最近看護ですすんでいる、認定看護師のシステムら、看護のcureへの一歩なのかもしれないね!

どちらと非常に大切だからこそ、それらについて、学び、考え、実践していくことを続けていこうね!
2012.12.12 08:45 | URL | #noyV7kyI [edit]

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